干物に適した環境
当たり前だけど、干物はジメジメしたところでは作りたくない。
どうせなら、潮風がソヨソヨ吹いて、太陽がサンサンと降り注いで、夜は少し寒くなる様な感じが理想。
それって、ここ。
ポルトガル南部・アルガルベ。
アメリカのカリフォルニアと同じ、西海岸生気候。
干物作りに最適な環境。
実際に干物を作ってみたけど、良い一夜干しができました。
当たり前の環境
この環境下で、魚を開いて、1時間程度海水につけて、真水で洗って、干せば干物になる。
けど、これが同じ環境(雨が多い)でないと、干物製造機(魚乾燥機)なるものを設備投資しなければならない。
実際に日本の多くの企業が、干物の生産性を上げるために、設備投資をしている。
そして、運用するためのランニングコスト(電力)・メンテナンスコストも必要。
自然が生み出してくれる、ポルトガル南部・アルガルベの環境価値はすごい。
干物と日本人の目線で見たらね。
けど、ポルトガルで生まれ育った人は、この環境が当たり前。
そして、そもそも干物なんて作らないよ。
結局は比べる対象がなければ、対象を知らなければ、それは価値にならない。
当たり前だから。
当たり前は価値にならない。
けど、当たり前にこそ価値がある。
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